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【日経コンピュータ】IBMと富士通は事業変革の相談相手なのか~ユーザー企業が知るべきGAFAMとの違い~

IBM富士通は事業変革の相談相手なのか~ユーザー企業が知るべきGAFAMとの違い~

日経コンピュータの連載に「IBM富士通は事業変革の相談相手なのか~ユーザー企業が知るべきGAFAMとの違い~」が取り上げられましたので、紹介します。

ユーザー企業が求める協力者

  • DX、AIに取り組む企業
  • 協力者を見極める従来のIT企業の姿勢
  • 新社会基盤への取り組む企業に注目

IBMの姿勢

目指すは「枠を超えてテクノロジーで実現する世界」

  • IBMが描く未来像
  • 様々なデバイスからデータを集める
  • クラウド上でAIを利用した解析
  • リアルタイムで現場にデータ通信

インフラ基盤

  • ハイブリッドクラウド

    • パブリック、プライベート、オンプレミスの組み合わせに対応
  • サービスによる付加価値

    • エッジコンピューティング、ブロックチェーンの仕組みを提供
    • 昨年買収したRedHat社のOpenShiiftも組み込める
    • 一度開発したアプリケーションをどの環境でも動作可能

アプリケーション基盤

  • 様々なアプリケーションプラットフォームを提供する
  • 例)金融業向けのデジタルサービスプラットフォーム(DSP

www.ibm.com

  • 勘定システムとの連携
    • 銀行が開発する新たなWebサービス、Fintech企業のサービスとの連携
  • 金融システムで必要な機能を搭載
    • 認証
    • 資金移動
    • AIによる分析
    • 既存システムとの連携

富士通の姿勢

DXビジネスへの転換

  • 要素技術を統合し、DXビジネスを実現
  • 社会、事業、生活にデータを巡回させ、価値を創造
  • コンサルティング、サービスを手掛ける

3本の柱

IT基盤

  • 2020年6月に発表した「FUJITSU Hybrid IT Service」がカギ
  • 様々な環境に適応できるインフラプラットフォーム
  • IT運用・保守のアウトソーシングサービス

アプリケーション基盤

  • OpenShiiftを使用した開発環境
  • AI、ブロックチェーン、セキュリティ機能を搭載、利用可能

マネージドサービス

  • IT基盤、アプリケーション基盤の両方の開発、運用を支援

GAFAMとの違い

似通ったIBM富士通

  • 酷似したIT基盤、アプリケーション基盤への取り組み
  • システム開発と運用のプロという姿勢
  • コンサルティング部門に注力する姿勢
    • IBM:中期経営計画は顧客の経営トップと作る
    • 富士通:2020年4月に始動したRidgelinezがDXビジネスを牽引
  • モノづくりを担う姿勢
    • 新たなコトづくり(事業づくり、体験づくり)は顧客企業
    • 必要となるモノづくりを担う
    • あくまでも顧客事業を支援、事業への参入はしない
      ※金融サービスは行わず、金融業の顧客を支援

コトづくりを進めるGAFAM

  • 社会基盤を見据え、ITを組み込んだコトづくり(事業づくり)
  • 顧客支援ではなく、自らが参入
    • AmazonAppleが金融サービスを開始
    • 政府、病院、医薬メーカーとの協業
    • 既存の事業者が飲み込まれかねない
  • コトに関わるデータを蓄積

ユーザー企業の選択

  • 情報システム責任者はどのIT企業を協力者にすべきか
  • 事業と戦略とに合わせた検討が必要