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【日経コンピュータ】挑戦者 コード・フォー・ジャパン

OSSへの熱意

日経コンピュータの挑戦者に「コード・フォー・ジャパン」が取り上げられましたので、紹介します。

挑戦者

話題を呼んだ新型コロナ感染対策サイト

行政機関のIT化を支援

  • データのメンテナンス性向上で集計ミスの頻発を解消
  • 感染者情報を詳細かつビジュアルに表現し、わかりやすい情報を提供

OSSオープンソースソフトウェア)での効果

  • 30以上の地域別の派生版サイトが開発
  • 英語、韓国語、中国語など多言語化に対応
    ※台湾のIT大臣も貢献

水を差された接触確認アプリ

接触確認アプリも先陣を切る

  • 政府は開発、普及は民間に任せ、後押しする方針
  • シンガポールの事例をもと3月末に政府へ提案
  • CFJ内で開発プロジェクトが立ち上がる

5月に事態が一変

  • Bluetooth機能をOSレベルで提供するGoogleAppleが方針を発表
  • 接触確認アプリの公開は政府が開発する1種類のみに限定を発表
  • 厚生労働省がアプリの運用主体、CFJは撤退

OSSとしての貢献

  • 成果物はOSSで公開
  • 政府による仕様策定にも助言
  • CFJに共感するエンジニアの増加(500人→3000人)

原点

Linuxの成功

  • OSSの価値を体感
  • コミュニティの力を借りて課題解決に協力したい

2011年の東日本大震災

  • 震災当日に立ち上がった復興支援サイトに(sinsai.info)
  • 参加者から総責任者に抜擢
  • 当時在籍していたヤフーに了承を得てフルタイムで運営に取り組む

影響を受けた「Code For America」

  • アメリカで市民参加型で地域課題をITで解決
  • 2013年にコード・フォー・ジャパンを立ち上げ

必要になる「地域間の連携」と「OSSの輪」

  • 自治体ではそれぞれが似た新型コロナ対応
  • 複数の自治体が相互協力し、OSSに取り組む
  • QRコードでの接触確認アプリなどへ期待
  • オープンガバナンス、データ活用の枠組み作りを支援